エントランスのキフツゲートが見事です~ルシアンバインやユリが咲き始めました

エントランスの白いつるバラ「キフツゲート」がとてもきれいです。

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3か月もたつと、これらの花が綺麗なローズヒップに結実し、初夏とはまた違った美しい景色を楽しむことができます。

庭園の入口を通ると、いま一番皆さんが感動されるのが、白い雪のような花が印象的な「ルシアンバイン」。

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和名は、夏に雪のように咲く蔓ということで「ナツユキカズラ」。生育が旺盛で、つるが日ごとにぐんぐん伸びていくさまから、英名は「マイル・ア・ミニット」(1分で1マイル)。ケイ山田に聞くと、海外ではウェディングの室内装飾によく使われるとのこと。今年は、例年より1か月近く早く咲いており、バラとの組み合わせという不思議でぜいたくな景色が楽しめます。

ケイ山田の個人の庭(一般公開は通常しておりません)の入り口から3階建ての家屋の壁面の上まで伸びているのは、オールドローズの「ブラッシュランブラー」。

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レースガーデンでは、7月から8月の主役となる白紫陽花、「アナベル」が徐々にふくらみ色づいてきました。今ではアナベルをたくさんの庭園や個人の庭で見かけますが、実は日本で最初にアナベルを本格的に植栽したのが、バラクラなんです。ドライフラワーとしても楽しめるため、夏から冬までの見せ場をつくる重要な植物と言えます。

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白のベンチの後ろは生育力旺盛なアナベルが一帯に広がり、ファニチャーと植物の魅力的な組み合わせのひとつとして、訪れる人々の話題となります。

手前には白いユリが咲いていますが、園内の随所に植えられたユリは、これから1か月近く見ごろとなります。紫陽花だけ、ユリだけと、単一の植物を何百・何千と広大な面積にわたって固めて植え、それらを愛でるスタイルが一部の庭園で流行していますが、この傾向は日本独自のものと言えます。自然を見れば明らかですが、一見、単一の植物しかないように見える景色も、実は様々な植物が組み合わさっているのです。

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ケイ山田の庭、バラクラでは、自然から多くを学び、もともと自然に存在する美しい組み合わせを再現したり、強調したりして、美しい景色を生み出しています。植物のアップの写真も美しいものですが、ぜひ引いてみて、色や形、質感などに注目し、それらの組み合わせによって生まれる心地よさ、美しさをお楽しみください。

その他、見どころはたくさんございます。その一部をご紹介いたします。

<芝生の一角にあるクラブアップルのオーチャードガーデン リンゴに絡むバラ>

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<庭園奥にあるメドウ手前のパビリオンへの小道>

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<ハーブガーデンの一角 紫のバラが印象的なアーチとブルーのベンチ>

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バラを楽しみたい方に朗報です。バラクラ名物の「ドロシーパーキンスが絡むパーゴラ」が見ごろを迎えるのはこれから1~2週間、7月14日(土)~22日(日)ごろまででしょうか(天候で大きく前後します。くわしくはお電話ください)。去年の見頃の写真を紹介しておきます。

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皆様のご来園を心よりお待ち申し上げます。

 

(広報 山本達)