ガーデナーズレポート ~3月後半~ 

3月のガーデンの様子 (後半)

テラス階段の下にプリムローズが咲いています。だんだんと成長し、もうすぐ満開になるでしょう。

前回のレポートの後、だんだんと寒さがゆるんできて、いくつかの新しい花が、ほぼ毎日現れています。

ミニアイリスではヒストリオイデス、カスリーンホジキン、ハーモニーなどが、レースガーデンの下のゆきやなぎの木の下の斜面で見られます。

また、春咲きの原種系シクラメン、クームのつぼみがスクリーガーデンの左側の常緑のカプレサスの木の下に、キバナセツブンソウはスクリーガーデン右側に、アナモネネモロサはワイルドガーデンに、シラーシベリカのつぼみはアリスの庭に咲いているのを見つけました。

ミニアイリス ヒストリオイデス

ミニアイリス カスリーンホジキン

ミニアイリス ハーモニー

春咲きのシクラメン クーム

キバナセツブンソウ

アネモネネモロサ

シラーシベリカ

 

また、前回レポートした花々も庭の奥に広がりを見せつつあります。黄色のクロッカスはバラクラの入口付近のロックガーデンに、ガーデンの芝生の中にもほかのクロッカスが控えています。より大きな花の園芸用種も、少し後に咲くでしょう。

スノードロップも庭のあちこちに出続けていて、ガーデン内の沿道のどこでも見れますが、そろそろ他の花たちに出番を譲るようです。

また、クリスマスローズのニゲルが今年最高の状態で咲いています。春咲きのクリスマスローズ レンテンローズも花を開かしつつあるので、すぐに見ごろを迎えるでしょう。

鯉の池のそばでは、プリモナリアのつぼみと、ガーデン全体では水仙の芽が目立ってきました。特にアリスガーデンと、メドウで見ることができます。秋に植えた16,000本のチューリップの球根も芽吹いてきており、背の高いフリチラリアとアリウムの芽も出てきました。シラー、チヨドノグサの開花も間もなくでしょう。

クリスマスローズ ニゲル

水仙の芽吹き メドウにて

 

今、ガーデナー達は落ち葉の掃除をしつつ、花壇に植えるべきパンジーやビオラの準備をすぐに始めなければなりません。すでにカフェテラスのコンテナは完了しています。また、強健なつるバラ、ランブリングローズや、バラのシュラブの剪定も始めており、養生中の芝生も播種の準備が整いました。

 

バラクラiイングリッシュガーデン ヘッドガーデナー

アンドリュー・フィッシャー

 

P.S

こちらのガーデナーズレポートは、バラクラのヘッドガーデナー、アンディがまとめたものを日本語に意訳し、掲載しております。

実際に庭作りに携わるガーデナーの視点、少しでも感じていただけたら幸いです。

バラクラフロント H