開園20周年を記念して、蓼科バラクラの基本設計を御担当いただいたジョン・ブルックス氏を12年ぶりにガーデンにお招きし、23日(金)と24日(土)の2日間、集中セミナーを行うほか、25日(日)には特別講演会、ならびにケイ山田とのスペシャル対談を開催致します。
ガーデンデザインの世界で巨匠と称されるブルックス氏は、世界的に知られる自身の庭「デンマンズ・ガーデン」(http://www.denmans-garden.co.uk/)を拠点に50年にわたって活動を続けられ、「デザイン」・「著作」・「教育」の3つの分野で多大な功績を残されたことにより、2004年に栄誉ある英国文化勲章を授章されております。
活動は世界に及び、これまでになんと1200を超えるガーデンをデザインし、また英国ランドスケープデザイナーズ協会の会長も務めることで、ガーデンのみならずランドスケープデザインや建築の分野も含め、圧倒的な影響を与えて来られました。チェルシーフラワーショーでもゴールドメダルを4度受賞されています。
ブルックス氏の著書「ガーデン・ブック」は、過去20数年にわたって売れ続け、1昨年にはRHS(英国王立園芸協会)より「世界でもっとも売れた造園の本」として発表されたほどです。ケイ山田および代表山田裕人は、ケイ山田ガーデニングスクールの授業の中で、「ガーデン・ブック」をガーデンデザインのバイブルとして定め、指導にあたっております。
氏の著作は、とりわけ教育的な目的に主眼が置かれ、ガーデンデザインを職業とする人々やガーデナー、そしてそれらを志望する若い世代にとって、なくてはならない定本となっています。後進を育成し、ガーデンデザインの進歩に寄与したいという氏の情熱が、24冊という驚くべき著作を生み出す原動力となっています。
英国を中心にヨーロッパやアメリカで講演活動を行う他、アルゼンチンではデザイン学校を主宰されています。日本における講演活動は非常に少なく、今回のセミナーおよびレクチャーはその意味でも大変貴重なものと言えます。
12年ぶりにあたる来日(来園)が実現したのは、昨年5月にケイ山田がチェルシーフラワーショーに出場した際、応援に駆けつけていただいたブルックス氏に今回の企画をお話ししたことから。
初期のデザインからさらなる発展と生長をとげた庭をご覧になり、その庭で自身のガーデンデザインに対する考え方や英国庭園の歴史について語り、またケイ山田と対談を行うことを、氏も楽しみにしていらっしゃるようです。
<ジョン・ブルックス氏 プロフィール>
1988年ジョン・ブルックス氏は、バラクラ基本設計のため初来日を果たしました。1998年の「UK98 大英国展」の共同プロデュース以来、12年ぶり、6回目の来園となります。これまでブルックス氏は、英国ランドスケープデザイナーズ協会の会長を務め、世界中のランドスケープデザイナーやガーデンデザイナーに影響を与えてきました。氏はグリッド理論を始め、庭園デザインを普遍化し、ガーデンデザイナーという職業を確立しました。著書「ガーデンブック」は、主要言語に訳され、世界中のガーデナーのバイブルとなっています。
<2つのプログラム>
ご都合や目的にあわせて、ふるってご参加ください。次のようなスケジュールとなります。
(1)2日間の集中セミナー
7月23日(金)
13:15 開講式
13:30〜14:30 ジョン・ブルックス氏によるガーデンツアー(庭をご案内)
15:00〜16:00 講義①「英国庭園史~イングリッシュガーデン」とは
16:30〜17:30 講義②「ガーデンデザインの基本」
19:00〜20:30 ジョン・ブルックス氏を囲んでのブッフェディナー
7月24日(土)
7:30 バラクラ集合にてフィールドワーク 車山高原
12:30〜13:30 ジョン・ブルックス氏を囲んでコースランチ
14:00〜15:30 講義③「庭のプランニング・ガーデンデザイン」
ケース・スタディ(数名の参加者の庭を実例に)
15:30〜15:40 修了式
*受講料
69,300円(宿泊代は含まれません。23日のディナー、24日のランチは含まれます)
(2)ケイ山田との特別対談 + 記念講演会
7月25日(日)
13:30〜15:30
・ケイ山田との特別対談『創園20年を振り返って』
・記念講演『私がデザインした世界の英国庭園』
15:30〜 執筆本サイン会
*受講料:6,300円(ティー付き)
<ご予約・お問い合わせ>
蓼科高原バラクライングリッシュガーデン ガーデンセンター
0266-71-5555
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またとない機会です。皆様のご参加をお待ちしております。