バラクラが紹介した60周年の英国の国民的庭園活動
“ブリテンインブルーム” Britain in Bloom ゴールドコミュニティー賞
ケイ山田・みつけイングリッシュガーデンが受賞 英国国外で初
新潟県見附市の『みつけイングリッシュガーデン』の卓越した特別な努力に敬意を表して、推進者でガーデンデザイナーのケイ山田、運営する見附市、ガーデンボランティアのナチュラルガーデンクラブの三者が受賞する運びとなりました。
バラクラはこの英国の素晴らしい文化活動を今後日本に紹介、盛り上げて参ります。
■2024年5月21日 チェルシーフラワーショー(ロンドン)にて受賞式
毎年5月に行われる、世界一の園芸の祭典、【チェルシーフラワーショー】にて、受賞式が執り行われます。国外初の受賞、そして世界中が注目するイベント内での受賞式となります。大変名誉な賞の拝受ですので、バラクラからはケイ山田、山田裕人代表、スクール生が渡英予定です。見附市からは稲田市長が参加予定。
■英国の素晴らしい文化活動と英国外で初の受賞の経緯
1964年にスタートし、本年で60周年を迎えた“ブリテンインブルーム”は、英国中を17のブロックに分け自治体毎に審査を行い、競技活動をしている。ガーデンで盛り上げ、人々の生活を変えていく国民的庭園活動。2023年6月RHS(王立園芸協会)の審査委員であるトレイシー・ウィルソン氏をバラクラの代表山田裕人が招聘し、見附市の庭を評価して頂いた。
インターナショナル化の一環として、みつけイングリッシュガーデンの活動を、英国外で初審査。Jon Wheatley VMH(英国園芸界の最高勲章ビクトリアンメダル受賞者)氏は、みつけイングリッシュガーデンを、サウスウエストインブルーム(ブリテンインブルームを構成する地区の中で、最も影響力の大きい地区)の名誉会員に認定した。トレイシー氏の調査レポートと、見附市作成の紹介ビデオで審査が行われ、みつけイングリッシュガーデンの卓越した特別な努力に敬意を表して、英国外で初となる【ゴールドコミュニティー賞】を推進者でガーデンデザイナーのケイ山田、運営する見附市、ガーデンボランティアのナチュラルガーデンクラブの三者が受賞する運びとなりました。
■みつけイングリッシュガーデン(新潟県見附市)の活動の歴史
20年に渡るケイ山田と見附市・市民ボランティアの活動
日本におけるブリテンインブルームの好例としてバラクラ代表山田裕人が見附市をRHSに推奨。
新潟県見附市は2000年頃、工場の海外移転により産業空洞化に悩まされ、県営の産業団地を誘致したが不振に悩まされていた。
この一角に英国庭園を造り誘致の要として導入することが決まった。
ケイ山田が2002年にデザイナーとして起用されて以来、ボランティアであるナチュラルガーデンクラブと連携し、約20年にわたり
ケイ山田とボランティア・ナチュラルガーデンクラブ(143名)、久住前市長・見附市役所が三位一体となり多くの市民のみならず、
広域から多くの人々が憩う英国庭園を実現した。この基本政策は稲田市長にも受け継がれている。
市がガーデンを重点政策とすることで、健康、コミュニティーの形成、街の美化、治安がよくなるなど様々なメリットが出ており、
理想的な市政を展開して各省庁の表彰を得ている。
素晴らしい景観に変わったため、一流企業が産業団地に入居・完売し、ここを中心に活力が生まれ5,500人の雇用が創出。
市民が自然と外出し、歩き、人と交流することにより健康も増進し医療費抑制となった。
「見附は住み良い」市民アンケート 住み良いと答えた方 90.3%(2020 年度調べ)
日本全国から来場者が集まり新潟県を代表する観光の拠点の一つに。
ガーデン内の圃場で育てた花苗を学校や商店街に供給している
出店企業は、景観を配慮し看板を制限、電線の地中化も推進された。
【Chronology】
見附市における主産業・ニット産業が海外への工場移転のため空洞化した。
2002年 | ケイ山田のチェルシーフラワーショー出場を見た、新潟県庁職員、見附市職員より中部産業団地のデザインの依頼を受け、ケイ山田がデザイン監修業務を受託。 |
2005年 | 久住元市長の発案で市民ボランティア・ナチュラルガーデンクラブ設立(現在143名が在籍) 第一回 お花いっぱいコンテスト ケイ山田が見附市の子供達への指導を開始 |
2007年 | プレオープン ボーダーガーデン(6月) |
2009年 | みつけイングリッシュガーデングランドOPEN(6月26日)(当初2008年のopen 予定であったが、新潟県中越沖地震などの影響を受け、開園を1年延期) |
2010年 | 見附小学校 第30回緑の都市賞「国土交通大臣省」、全国花のまちづくりコンクール「農林水産大臣賞」 ダブル受賞 |
2015年 | 市民ボランティアナチュラルガーデンクラブが、みどりの愛護功労者「国土交通大臣賞」 受賞 |
2017年 |
来園者100万人を達成(5月24日 グランドオープンより9年) 中部産業団地への企業進出100% 達成(6月26日 54 社/従業員合計 5,500人) 第一回コンパクトシティ大賞の最高賞「国土交通大臣賞」受賞(7月3日) 第五回プラチナ大賞の最高賞「大賞」と「総務大臣賞」をダブル受賞 |
2021年 | 長野・新潟ガーデンロード連携協議会 発足 (観光流動のプロジェクト) |
2023年 |
山田裕人の推薦により英国外で初となる王立園芸協会Britain in Bloom にノミネートされる快挙(審査員:Tracy Wilson MBE)。ケイ山田・稲田市長・市役所・ボランティアがトレイシーに接遇した。 2023年6月23日 来園者200万人を達成した。(グランドオープンより14年) |
ブリテンインブルームを運営するRHSは、みつけイングリッシュガーデンの活動を通して、見附市の人々の生活にもたらした数々の好影響を評価し、歴史的にも意義深い英国外初の受賞に繋がる事となった。