東京家政学院大学にてケイ山田の特別公開講座の様子
創立者について
文部省(当時)の要請により、4年間のイギリス留学を経験した大江スミ先生は、帰国後、日本における家政学教育の必要性を強く感じるようになりました。しかし、当時の教育界は、教員のほとんどが男性。家事に対する理解が乏しく、実現は難しいと思われました。そこで大正12年(1923年)、先生は家政学の理想を実現するため、家政研究所を開設。その2年後である大正14年(1925年)に、東京家政学院を設立したのです。
先生は「知識が深く、品性が高く、家庭生活の技術に長けた女性の育成」を教育理念に掲げました。そして、家事技能の習得はもとより、精神と徳性の形成をもたらす独自の教育を展開。やがて東京家政学院は、「家政学の殿堂」として、全国にその名をとどろかせるようになったのです。
- [Knowledge] 知識の啓発
- [Virtue] 徳性の涵養
- [Art] 技術の練磨
知識(Knowledge)の啓発→知識を高める
徳性(Virtue)の涵養→徳性(人間性)を養う
技術(Art)の錬磨→技術を磨く
この頭文字をとって【KVA精神】と呼んでいます。
校章の由来は、愛と純潔の象徴であるバラの花に、建学の精神、knowledge・Virtue・Artを組み合わせたもので良き社会人・家庭人を育成することが建学の精神であることを示しています。
このような素晴らしい理念ある大学での講演となりました。
スクリーンを使って75分の講演、15分の質問時間を設けた90分間
対象者の学生、教職員、地域の方に向けて、ケイ山田のガーデンからのもの創り、
日本初のイングリッシュガーデン、蓼科高原バラクライングリッシュガーデンの
成り立ちや苦労、現在に至るまでのトークとなりました。
講演中は学生が多いので静かに聞いてくれるだろうか・・・?
と始まる前は少し心配もしていましたが・・・、私の余計な心配でした。
学生も地域の方と思われるご婦人も、熱心に耳を傾け、
映し出された美しい光景に見入っている方もいれば、
ノートを取っている方も多くいたのをスライド操作をしながら確認できました。
また、講演の後に質問時間を設けてもらったのですが、
学生の方、地域の方、個性豊かな質問が飛び出していました。
特に学生の方ならではの質問にケイ山田も感心しながら学生に対応していました。
若い方との交流はケイ山田にとってもよい刺激になったようです。
最後は花束まで用意して頂き、素晴らしい講演をさせて頂くことができました。
閉演後も数名の学生がケイ山田のところへ駆け寄り質問をしていました。
改めて熱心な学生に感激していたケイ山田でした。
クリエイティブな仕事がしたいとこれまで走り続けてきたケイ山田は
今後も植物を通じて、心を豊かにできる地球環境と心の癒しをテーマに
自然と共存する豊かなライフスタイルを提唱していきます。
アパレル、ガーデンなど流行だけにとらわれず、やさしいもの創りに
携わって行くケイ山田と蓼科高原バラクライングリッシュガーデン。
長野県茅野市にある蓼科高原バラクライングリッシュガーデンは
年間を通じてオープンしております(1月〜3月は定休日あり)。
また、このように講演のご依頼も承っております。
植物を通じた育成、『植育』をテーマに近年は講演依頼を多く頂いております。
ご興味がございましたらこちらまでご連絡お願い致します。