「パッチワークキルト展 開催に寄せて」

バラクラ イングリッシュ ガーデン

代表　山田 裕人

バラクラでパッチワーク展を開催するのは2回目となります。今回は1999年にルーシー・ボストン パッチワーク展を開催して以来となります。

第1回は、「イギリスはおいしい」のベストセラー作家 林望先生が、ミセス・ボストンの息子さん夫婦を紹介してくださり実現しました。その時に訪れたイーストアングリアの美しい田園風景を思い出します。12世紀頃からある家に住んでおられました。美しい庭、家庭の料理、そしてパッチワーク手芸。ミセス・ボストンは、典型的な田園生活を楽しむヴィクトリアンレディーの一人でした。

庭づくりを芸術に高めたガートルード・ジェイキル女史も12種類のカテゴリーの手芸に卓越した才能を発揮したと言われています。庭づくりと日々の家庭料理を楽しんだカントリーの女性たちの冬の暖炉の前での手仕事こそ英国田園生活と思います。

ウィリアムモリスのアーツアンドクラフト運動に魅せられてバラクラの庭からテキスタイルを生み出して、家族の夢を追い続けてきました。

昨年12月ブティックでウィリアムモリスフェアを開催して、モリスのプリントを使ったバッグ、小物が大好評でした。ハンドメイドバッグのえの木工房の中川智子さん、かわいい人形や財布作りの館野みほさんの作品で、今も人気です。

このことから輪が広がり、今回渾身の作品が集まりました。著名な鷲澤玲子先生の門下生の皆様の作品です。

ご協力くださいました皆様に感謝申し上げます。

貴重な作品を販売もさせて頂けるとのことで、合わせて御礼申し上げます。

展示物の中のファブリックアートはケイ山田の作品で、NHKおしゃれ工房のテキストの表紙を3年間にわたって飾ったものです。

【パッチワークキルト作家】

館野みほ / 河合きみ子 / 斉藤広子 / 杉江智子

【ファブリックアート】

ケイ山田