ガーデンの様子番外編:1月12日のナーセリーの様子

冬の間、ガーデナーは春に向けての準備に追われています。

今日はガーデンの様子番外編として、お庭ではなくナーセリーでの作業の様子をご紹介いたします。

ナーセリーはバラクラから車で5分ほどの場所にあります。

八ヶ岳と蓼科山が今日もきれいに見えました。

 

 

こちらは先日届いたビオラやパンジーのプラグ苗(移植床に差し込める幼苗)です。

パレットの小さな枠にひとつひとつが分かれて植えられています。

 

枠から取り出すとこのようになっています。

 

そしてこちらは育苗用の土です。生産用の土に土壌改良用土のパーライトを混ぜて…

 

ポットに分けます。

 

真ん中に穴をあけておいて…

 

先ほどのプラグ苗をピンセットで差し込んでいきます。

 

この作業を繰り返すのですが、苗は全部でなんと1万株!

ポットへの土入れも苗の植え込みも同じ数作業しなければならないので、ガーデナーは大忙しなんです。

育成途中でダメになってしまう苗もあるので、実際に使えるのは8,000~9,000ほどだそうですが、ガーデンにはそんなに使われているんですね。

 

ナーセリーで育成した苗は、雪が融けて霜の心配がなくなる春にガーデンに植え込みます。

こんな風に直接植え込んだり、(画像は去年のものです)

 

ハンギングバスケットに仕立てて吊るしたり。

 

ビオラやパンジーは春にガーデンで見ると何気ないお花かもしれません。

でもそれがない風景は考えられない、ガーデンになくてはならない大切なお花でもあります。

春にバラクラにお越しの際は、ちょっと注目して見て頂けたら嬉しいです。