5月27日のガーデン
連日ニュースでは季節外れの暑さが伝えられていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
蓼科は、日陰にいると心地よい風が吹き抜けて過ごしやすい気温です。
テラスの藤が見頃を迎えています。
今ガーデンではそこかしこにアリウムが開花しています。ジャーマンアイリスやルピナス、エルムルスも組み合わさり、空間に高さや奥行きが出て立体的に見えます。
開花していく様子も面白い、ネクタロスコルダム・シクラム・ブルガリカム。
ストッキングのような薄い膜が破れてこぼれるようにお花(つぼみ)が出てきます。
ネギ科だそうで、言われてみればネギっぽい!とこの姿を見ると思う方も多いのではないでしょうか。
開花するとこうなります。
木々の花も開花中です。
こちらはセイヨウトチノキ。
入園口にはベニバナのトチノキもあります。
遅霜を警戒していた黄金アカシアの葉もだいぶ増えてきました。
こちらは駐車場のラバーナム(キングサリ)。きれいに咲いていますので入園口に向かうときやお車に戻る際にぜひご覧ください。
さて、バラの開花状況についてのお問い合わせを多くいただくようになってまいりました。
ガーデンのつるバラは例年6月中旬からシーズンを迎えます。
こちらはテラスの石塀やレースガーデンのランブリング・レクター。
バラクラで発見されたバラ ミセス・ヤマダもつぼみです。
ガゼボのポールズヒマラヤンムスク。
つるバラよりも木立のバラの開花のほうが若干早めです。
つるバラたちがつぼみを付けている中、ハーブガーデンではロサ・ピンピネリフォリアが今年も開花しました。
ご覧の通り、バラは品種によって開花時期が変わります。また、バラクラは標高1000m以上に位置するため、一般的なお花の開花時期とはずれている場合があります。
その季節ごとの植物の景観をお楽しみください。