甲高い金管音のような音が響く 秋のお庭です。
昨日はダリアがとてもきれいで、小春日和が心地いい日でした。
この週末朝晩がすごしやすく、霜の降りないように・・・
そんなスタッフの願い悲しく、大霜が降りてしまいました。
しかし、こんな日でしか見れない、透き通るプラスチックのようなダリアは貴重で切なげな美しさがあります。
日が当たるまでの、ほんの刹那な時間でしたが、触ったら砕けてしまいそうな繊細なお花に出会うことが出来ました。
それはお庭も、ガーデンセンターも同じで、最後の一輪までと大事にしていたバラにも、名脇役な植物も同じように霜がついて、いっそう美しい光景です。
また、霜や気温の変化で落葉する高木樹の幹から、キン。キン。と小枝と葉が離れる音が朝のお庭に響き、また、まだ幹や小枝に残る木の葉とこすれる音がリズムよく響き渡っていました。
自然が織り成す音に、凛とした朝の空気の中での桂の甘い香りに、鼻頭がつんとするような晩秋独特な気温に。
なんとも贅沢な一瞬です。
そんな場所で深呼吸をすると、体の中の滓が流されていくような、そんな気分になります。
さて、今日はバルブデー初日。
春にパラダイスを迎える為の球根を植える日です。
日中は陽だまりの中、球根を植えつつ、ふと体を上げると見上げる空は真っ青に澄んで、紅葉がとても美しい日でした。
明日もお天気になりそうです。
朝晩の冷え込みもありそうですが、だからこそ体の中を通り抜ける繊細で清らかな空気と、お庭に広がる秋の風景。
ぜひ楽しみにおいでください。
バルブデーに興味がある方も、お待ちしております。
ガーデンセンター 中山