フリチラリアやチューリップなどが咲き始め、まさにタペストリーの様に!(ケイ山田撮影)

今日のガーデンの様子をケイ山田が撮影しました。毎日お庭の様子が変わっていくので、この機会に皆さんにご紹介させて頂きます。

サクラやマグノリア、レンギョウなどが空高く視線を吸い上げ、立体的で美しい景色を作り出しています。木や低木が庭に与える効果がいかに大きなものかわかって頂けると思います。

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庭のもっとも奥にあるのがこのメドウとボトムボーダーガーデンです。黄色や白のスイセンが木漏れ陽を浴び、春風にゆらりそよぐ姿は心を優しくしてくれる気がします。

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よく見ると、バラクラのシンボルフラワー「フリチラリア・メレアグリス」が咲き始めています。紫地に網目の入ったものや、白地のものと種類があります。ケイ山田によるとイギリスには「フリチラリアの咲く谷」があるようです。こんな素敵な花が一面に咲いていたら誰もがびっくりしますよね。

霧ヶ峰に群生し一斉に開花するニッコウキスゲ(ヘメロカリス)の姿をチェルシーフラワーショーで2002年にケイ山田がガーデンで表現した時、イギリス人たちはみな一様に感動したそうです。フリチラリアの谷を実際に見るのは難しいことかもしれませんが、本物の景色を思い描きながらケイ山田が創る景色を眺めるのも楽しみのひとつといえます。

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矮性のスイセン「ティータ・ティート」とクリスマスローズ(ヘレボリス・オリエンタリス)の組み合わせも素敵です。この景色に深みを与えているのは、おそらく苔に覆われた桑の古木のあり方でしょう。長い年月こそが生み出す景色がここにはあります。

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「スプリング・タペストリー」(春色の織物)という言葉で私たちはこの季節の景色を表現します。庭いっぱいにカラフルな織物が敷かれているかに見えます! 植物から元気がもらえるようで心も弾み、幸せな気持ちになります。東京からいらっしゃったご婦人が「ケイさんのお庭って本当に癒されるわ。楽園ってきっとこういう感じよね」とおっしゃったのを覚えています。

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ゴールデンウィークにご家族やご友人とお出かけになられる方、ぜひバラクラへご来園ください。スタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

(広報 山本 達)