あいにくの雨。いいえ。雨の日にしか見られない光景です。
大型高気圧の影響で今日は一日雨の蓼科です。ひんやりとして、肩に緊張が走る様な温度ですが，皆様体調を崩されていないでしょうか。
さて、シトシトとガラスにあたる雨が聞こえてきますが，こんな日だからこそ、お庭のご紹介です。
今日のお客様の声は、ガーデンセンターで聞く限り、初めは「あいにくの．．．」とつぶやかれていた方も。お帰りのときは「本当に今日はラッキーな日だったかもしれない。」と。
私自身。今朝はバラクラに近づく程に。「今日は特に写真を撮らないと！」
と思う程、霧に包まれた朝でした。
見慣れたはずのお庭は、いつもより発色の良い秋色が手前ではくっきりと、お庭の奥では薄ぼんやりと。だからこそ引き込まれるように、吸い込まれるように。奥へ奥へと導かれるのを感じました。
あるはずの樹々も、ファニチャーも、知っているようで知らない。そんな気分を味わえます。前々から長く咲いていたダリアは雨の重さにこうべを下げましたが，その分、小さな花びらを開いたダリアが主張を始め、雨上がりにはきっときらきらと咲くのだろうと思わせてくれます。
幻想的という言葉が自然と出てくる。
そんなお庭です。
行楽日和、そんな日ももちろん素敵ですが，雨だからこそ見える風景。
いつもと違うバラクラに迷い込まれに来てみてはいかがでしょうか。
ガーデンセンター 中山
